昭和から令和まで、なぜ女性がハマる?ベルサイユのばらを解読

大人女性に今もなお愛され続ける「ベルサイユのばら」

昭和から令和まで、今も女性がハマるワケ


1972年の連載開始から50年の時を経て、時代もトレンドも変化を繰り返しているのに、「ベルサイユのばら」はどうして今も女性たちに愛され続けるのでしょう。


それはやはり、オスカルやマリー・アントワネット、ロザリーなどの女性たちの美しさ・しなやかさと、身分や時代の流れに翻弄された苦しくも強い愛への向き合い方に心を打たれるからではないでしょうか。


フランス革命という混乱期、自由と平等を勝ち取った市民への共感や、自分らしくあることを選択するオスカルに、女性の自立を見る方もいるでしょう。


女性の登場人物だけでなく、アンドレやフェルゼン、王であるルイ16世、困窮する平民であるベルナールなどの男性たち、屋敷の使用人・若き革命家・近衛兵・民衆…それぞれがそれぞれの人生を懸命に生きようとする姿には、国も時代も超えた「人間の美しさ」を感じます。


立場が変われば見え方も変わる、置かれた環境で人生も変わる。


それでも、自身の人生を精一杯生きること、変えようと努力することはできる。


そんな潔さも、時代を超えて愛される理由のひとつではないでしょうか。


ベルばらは永遠に🌹✨


「ベルサイユのばら」という作品を、知らないという方はあまりいないのではないでしょうか。


漫画家・池田理代子先生による「ベルサイユのばら」は、18世紀後半のフランス・ベルサイユを舞台に、フランス革命に至るまでの激動の時代を懸命に生きた人々の、壮大な愛と人生の物語です。




1972年に「週刊マーガレット」に連載されるや否や、史実をもとにした美しくも切ないストーリーと、きらびやかな作画で大人気を博しました。


息子として育てられた男装の麗人「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」と、天真爛漫な王妃「マリー・アントワネット」を中心とした、美しい登場人物たちは少女たちの心をたちまち虜にし、1974年には宝塚にて初上演されたほか、実写映画・TVアニメなどへと広がり、ひとつの社会現象となりました。


連載開始から50年、わたしたちがまだ少女だったあの時から、大人になった今でも、その人気と作品の輝きは変わらないままです。


そんな記念すべき今年・2022年9月17日(土)から、東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて、「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 -ベルばらは永遠に-」が開催されています。

早速、大人の女性や若いカップルで賑わうベルサイユのばら展に、わたしたちも行ってまいりました!


今回の展覧会では、池田先生が手掛けた原画や宝塚で使用された衣装・歴代公演のポスターの他、文化服装学院の学生たちにより再現された「オスカルの生涯ただ一度のドレス」など、ファンにはたまらない展示が盛りだくさん!


特に、実際の物語に沿って展示された原画には感涙でした。


オスカルの美しいブロンドを構成する繊細な線、ベルサイユの壮麗な宮殿や衣装・心情を表す背景の描写など、そのどれもが気が遠くなるほど緻密で、手書きでこれらを描いていたのかと想うとその技術と労力に、より作品への愛が深まることとなりました。


今年は、誕生から50周年を記念し、完全新作の劇場アニメも制作されるそうです。


この機会にもう一度作品に触れてみて、昭和に感じたワクワクやドキドキを思い出してみませんか?


オスカルやアンドレは令和の今も、変わらずにわたしたちを少女の頃の気持ちにさせてくれるでしょう。